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ペンタブ落書き。

10年ほど前、NHK(だったかな)の番組で狼と犬の違いの実験を行っていました(海外の映像だったので番組自体はBBC作成だったかも)。

狼は野生の個体ではなく、研究用に広大な施設で飼われて(というか、放たれている)群れの一匹。それなりに研究者の人にも慣れていました。かたや、犬はフツーの大型犬。
実験室の中央には1m四方の檻。その中には餌。檻の隙間から前足を差し入れても、届かないぎりぎりのところにその餌は置いてあります。
この部屋に空腹の狼と犬をそれぞれ入れるとどんな行動を取るか、というものでした。

まずは狼です。
狼は檻の周りをぐるぐると回りながら、何度も何度も前足を差し入れては餌を取り出そうとします(が、届きません)。
何度やっても全く届かないのですが、かなりの間その行動を繰り返していました。

狼をその場所から出し、次は犬です。
狼と同様に前足を差し入れて餌を取ろうとするのですが、やはり届くことはありません。
何度かそれを繰り返した後で、犬は狼とは違う行動に出るのです。

自分を観察するために実験室内にいた研究者の顔を見上げると、「餌、とって」とでも言うように見上げて目で訴えてきたのです。

これを見たときに、「人間を道具のひとつとして使える犬(情緒的に言い換えれば「信頼している」でしょうか)」と、「あくまで自分の力で獲物を得ようとする狼」の違いに驚きました。どちらがいいということではなく、姿がほとんど同じなのに、性質にこんなに違いが出るんだな〜と。


私的に、氷河氏は狼タイプ。瞬氏は犬タイプ。
瞬氏が「人間(他人)を道具のひとつとして使える」…というのは言葉のイメージが合わないので(笑)、「他人を信頼して自分の希望を伝えられる」…とでも表現しましょうか(まぁ、これもどうかと)。

狼氷河はそのまんま。
あえて付け足す言葉もなし。

そういえば狼は生涯一夫一婦制っていいますしね。
初めての恋がそのまま一生の恋になるなんて、そりゃー氷河×瞬的には理想の氷河ですよ(笑)。

犬瞬のほうが動物度がより高めになってしまった(後ろ足)。