はるか空からおちてきて、　
潤し、傷つけ、たたえるもの。

今の僕たちを包み、
昨日の記憶を癒し、
明日の日射しを夢見させるもの。

*

相合傘もいいなぁ...と思ったのですが。
なんとなく、ひとりずつ別々の傘を持っていて一緒に歩く方が
彼等らしいかなぁ...と思って。
その傘は、お互いが出会う前から持っていたものでね。
それぞれの傘を差したまま、
同じ方向へ歩くの。

でも、しばらく歩いてゆくうちに、
お互い傘が古くなってきたな...と
一緒にあたらしい傘を選びにゆくの。

そして、古い傘を肘にかけ、
あたらしい傘を一緒に持って歩くのです。

うーん♪
てくてく♪