ちいさな秋の下。
違うものと同じもの。
*
城戸邸の裏庭でこっそりたき火をする、ちび氷河。 ...と、どこからか、とてとてとて...とちび瞬がやってきて、 こそ...と覗きます。
「........」 「大人がいないとダメなんだよ」 「........」 「...怒られちゃうよ」 「........」
(ちび氷河、日本語判らないので会話が成立しません)
と、冷たい木枯らしがぴゅう〜。
「..........」 「......ちょっとあたってもいい...?」
ぷるり、と体を震わせるちび瞬に、 黙ってこくりと頷くちび氷河。
「.......あったかぁい...」 「......」
ほんわぁ、と熱が広がったような表情で喜ぶちび瞬を見て、 なぜか自分の胸のあたりにも たき火で得たよりも大きな温もりが生まれたのを感じたちび氷河でした。
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ちなみにこの月は、後半ちょこっと絵を描き加えたver.になりました。
→ 時間の交錯。