暖かい風も、漂う淡い薫りも そんな曖昧なものが集まって * 氷河氏にとって郷愁を誘う風景というのは、やはり東シベリア。 少なくとも、日本の代表的な風景、 満開の桜も彼にとっては 「懐かしいな、とかないの?」 「懐かしいって、おまえ... 「そうだね...」 なんて会話をしているのかな。 「子供の頃の日本で と、記憶を辿るように彼方へ飛ばした視線を ふいに戻してにやりと笑い、 「誰かさんがぴぃぴぃ泣いている顔だ」 「ーーっ!」 なあんて、瞬氏をからかって遊んでいるかもしれません。 他愛のないことでじゃれ合う二人の間に、 ぽかぽか♪ |