20061231 僕の知らないことを教えてくれるとおっしゃいました。 僕はそれはとても良いことなのだと思って、年若い神父様のおっしゃるとおりにじっとしていました。 そして、その手が僕のシャツのボタンを外してゆくさまを食い入るように見つめておりました。 神父様のお顔が僕の髪を分けて頬に触れ、その生暖かい吐息が産毛をなぞる段になって、僕はやっと目を閉じるという行為を思い出しました。
最終更新日
2017-06-18