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20080630
当時の制作手順。
今はクイックマスクも覚えました(笑)。
(この手のものはお客様にお見せする...というよりも、自分自身への覚え書き、という意味の方が強いかも)


■デジタルお絵かき、ワンツースリー。
〜彩色編〜


■主線

スキャンした主線、氷河氏と瞬氏を合成したもの。
スキャン時にレッド+27で赤を強めに出しているのは、肌色や髪の色になじみやすくするため。
以前はスキャン後に色調補正→カラーバランスで赤みを出していたので、忘れて黒が強いままUPしたものがたくさんあります(笑)。

■肌色

まず塗るのが肌色。#ffe4bc
範囲選択をして塗りつぶし...といった方法は使いません(使ったことがない(笑))。
やや太めのブラシで、はみ出し気味に塗ってゆきます。同じ肌色を乗算で3〜4回重ねます。
で、はみ出した部分や口、目に乗った色を貸しゴムで消す。
アゴや脇など、主線部分に乗った肌色を細めの消しゴム(1pxくらい)で消してハイライトを入れる。

■髪の毛

瞬氏の髪から。
ベースになる#c09a62をムラになるように太めのブラシで塗る。で、その上に濃いめの茶色#985800を乗せて、ハイライト代わりに1pxの消しゴムで消す。

氷河氏の髪は#fff98cをベースに濃色は#fff200。
天使の輪を作るときは、#c5b396を乗算で乗せて、1pxの消しゴムで線状に消す。||||||||| こーゆー感じに残るように。

■アンダーウェア

#c5b396をベースに塗る。
乗算で陰を作るが、濃くなり過ぎることが多いので、不透明度を落として調整することも。
今回は100%のまま使用。
主線にかかる部分は多めに消しゴムで消して、ハイライトにする。

汚れは1pxのブラシで///って書き線を乗算で入れる。あくまでアナログっぽく、手書き風味で、というのが当店の良さなので。

■聖衣

今回は聖衣は瞬氏だけなので、ピンク#e8898fのみ。乗算で陰部分の濃い色も作る。
ここでもやはりハイライトは1pxの消しゴム。多少主線からずれても気にしない。
そのズレが、アナログっぽい良さに繋がる(と、思いこんでいます(笑))。

■背景(岩、岩の破片)

#c5b396ベースに#a07642や#6a4019あたりを適当に混ぜながら塗る。

背景ベース色(今回は#c5b396)は、全体にべったり塗らないように気を使ってます。必ず光がくる方(光源)を、白く残す。

■氷効果

今回は氷河氏がダイヤモンドダストを繰り出しているふうにしたかったので、乗算で#74c2efを該当部分に乗せる。
破片部分は広めに塗ってから周囲を太めの消しゴムで消してエッジ感を出す。

■ホワイト

主線の上に新規レイヤをつくり、全体にかかるホワイト用にする。
□#FFFFFFでがんがん入れてゆく。
これも多少ぶれたりはみ出たりしても気しない。アナログっぽくてよろしい。


今回は瞳が小さいので彩色せずに進めましたが、通常は髪を塗るのと同時に瞳も塗ります。
氷河氏は#88abda、瞬氏は#aa89bdと#8f82bc。
髪が目にかかる場合は別レイヤで作成後、髪のレイヤと統合します。

で、TOP絵用の文字「It's HYOGA × SHUN restaurant ToutParis. XXXX 2008 Owner chef QueQue」を入れて、完成。

上記では使用している色をわかりやすいように16進数を併記しましたが、何のことはないPhotoShop標準のカラーパレットをそのまま使っています。
出ている絵の具をそのまま使っている感じ。
わざわざ混ぜ合わせたユーザ設定色、というのは今のスウォッチには登録していません。前はしていましたが。もう少し使い込んできたらユーザ設定色が増えるかも。

       ***

アップロード用の画像はjpeg形式。画像オプションで画質 中〜高(6〜7)で保存。
それでもTOP絵で150kb前後になってしまいます。ナローバンドの方、申し訳ありません...。
(それ以前にこのページもトータル500kb近いぞ)
色数の少ないものや小さめサイズのものはGIFも使用するようにしました。

せっかくCS3になったのですが、最近は殆どフィルタ類を使いません。
いやー、自分の絵にはハイテクなものは似合わないなって(笑)。
同人絵じゃないところ(写真画像加工など)で大変便利に使っているので、適材適所ということでv


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